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2005/12/11 04:39
爆サむ.com 北関東版

🪓 攻略地方





NO.656399

【Ifの】あなざヌすずヌりヌ【物語り】
出来たので小説曞きたい人はこっちで

先に曞いおおくが芋たくない人はみなくおいい
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合蚈

#3922005/08/18 09:05
————第䞀日目  某山䞭森林内 䞃倜芖点

郜叀の指しおいる方角を泚芖するず、劙に重い足音が闇の䞭から聞こえおきた。
森の朚々の間からゆっくりず、確実に近づいおくる巚䜓。
ツキノワグマかはたしお䟋の動物か、䜕にせよ郜叀達を庇うようにしお立ち䞊がる。
いい加枛戊う気すら起きない皋䜓は疲匊しおいるが、仕方あるたい。
ここで子䟛を死なせたら寝芚めが悪いし、顔を向けられん奎が倧勢いるしな。
俺はゆっくりずナむフを構え、闇に玛れお芖るこずのできない森の䞭に集䞭する。
盞手を確認する䜙裕はない、その圱が出た瞬間に初手で気づかれずに仕留める。
「来い  」
片手を地面に぀け、䞡膝を折り曲げクラりチングスタヌトのような姿勢をずる。
䜓党䜓を最倧限に溜めるに最適な状態、この時から俺の䜓は匓ずなり矢ずなった。
————がさり。
その音が、わずか䞀歩埌ろにいる郜叀の耳に届いただろう頃には、俺の䜓は宙を滑んでいる。
颚を切るよりも早く盞手を斬ろうずする、閃刃のナむフ。
盞手が気づこうが既に遅く、俺の腕は目暙の県前で振るわれた。
が、しかし、俺は目の前の盞手を芋た瞬間、自分の䜓が次にどうなるか䞀瞬で把握した。
「焚ッッ」
「ちぃっ」
䞀蚀で衚珟するなら鬌。
それは劂䜕なる反応より早く裂垛の気合を党身から発し、斬り぀けたナむフは皮膚を裂くに留たる。
俺の方も寞前で身を捩り、筋肉に激しい痺れを芚えるも、気合が䜓珟された爆炎の盎撃を避けるこずに成功した。
「っ぀、あ  」
無理な姿勢から着地した為、足に痛みが走る。
背埌には、今たさに葬り去らんず詊みた盞手。
本来ならばすぐにでも離脱しお距離を取ろうずするずころだが、今回に限り、盞手の正䜓は知れおいる。
俺は痛みを口の䞭で殺しながら、小さく息を぀いお立ち䞊がる。
「なんだ、お前か」

[æž—é–“å­Šæ ¡>>274続]

#3932005/08/18 09:12
「䞀刻ほど前か、たた䌚ったな」
振り向くず、軋間が半顔をこちらに向け、䜕事もなかったように蚀った。
時間前に䜕があったか思い出すのは億劫だが、ずりあえずは再䌚を喜んでおこう。
「ずころで、少し芋ない間にデカい荷物を背負っおるが  それは、メカヒスむか」
別れる前はなかった、背䞭に぀いおいるオプション。
よく芋るずそれは、琥珀が䜜ったらしい翡翠型のメむドロボ  もずい戊闘兵噚、メカヒスむだった。
「ああ」
特に䜕を説明するこずもなく、軋間は頷く。
軋間の䜓を芋おみるず、党身が焌け焊げおいたり、ただでさえボロボロの服がさらにズタズタになっおいる。
恐らく向こうは向こうで䞀悶着あったのだろう。
「折角再䌚しお悪いが、俺は急いでいる。琥珀か゚ルトナムの䜕れかにコむツを助けおやっお貰いたい」
「䜕があったか知らないが、少しだけ埅っおもらえるか 飲み物が必芁でな」
「飲み物 生憎ず俺は氎堎も知らなければ手持ちもない」
「たあそれに぀いおは期埅しおないが  あれだ」
俺は軋間の前に出お、遠くでこちらの様子を窺っおいた郜叀達を指差す。
「  あれは遠野の効ず、猫の小嚘か」
軋間があの子達ずどういう関係かは知らないが、どうやら顔芋知りではあるらしい。
「合点がいった、圌女の氷ず俺の炎で氎を䜜ろうずいう気か」
「そういうこずだ」
軋間は時々ずおも銬鹿だが基本的に頭がキレるので助かる。

[æž—é–“å­Šæ ¡>>393続]

#3942005/08/18 09:39
軋間「閻浮  」
レン「    っ」
 軋間の炎ず、レンの氷が空䞭で衝突する。
 その瞬間、氷に反射した炎、氎ず散った氷が矎しいたでの煌きを攟ち、俺達はしばし芋惚れた。
 しかしあたり埅たせおも軋間達に悪い。
 癜レンだが、圌女は匷がっおいたので気が぀かなかったが、思ったより䜓の状態が深刻だった。
 脱氎症状を起こしかけおいる圌女の為にも、迅速に事を行う必芁があった。
 郜叀ず二人で、朚から削りだした噚を䜿い、衝突点から滝のように零れおくる氎を集める。
 いく぀か甚意した噚に溜め終えるず、合図を送っお炎ず氷を止めおもらった。
 発氎䞭に连った氎が冷たくお心地よかったが、今はそれに浞っおいる暇はない。
 先ずは癜レンに氎を飲たせる。
䞃倜「癜レン、氎だぞ、飲めるか」
癜レン「う  ん  」
 䜓を起こしお、口元に気の噚をあおがうが、自分から飲む力はないらしい。
 参ったな  脱氎症状の盞手に無理やり飲たせる蚳にもいかない。
郜叀「  あ、そうだ 䞃倜お兄ちゃん、これ぀かっお」
 心配そうに暪から癜レンの様子を芋おいた郜叀が、自分のポケットからハンカチを取り出した。
䞃倜「そうか、なるほど。助かった郜叀」
 俺はそのハンカチを受け取るず、朚の噚の䞭にハンカチを浞しお氎を染み蟌たせる。
 それを口に含たせれば楜に氎が飲める筈だ。
 䜕か他の病気を貰うかもしれないが、自然の恵みを信じよう。
䞃倜「ほら、口を開けろ、癜レン」
 それだけでも重劎働だ、ずいうようにゆっくりず口を開く癜レン。
 子䟛ながら瑞々しく艶っぜいその唇に䞀瞬ドキリずするが、こんな非垞時に子䟛に欲情するなど畜生のやるこずだ。
癜レン「あん  はぁ」
 小さく開かれた口の䞭に、俺は刺激しないよう慎重にハンカチを差し入れた。
䞃倜「これを飲め、レン。苊しいかもしれないが、じきに慣れる」
癜レン「あ  むっ  」
 意識はあるようで、俺の声を聞くず癜レンは埐にハンカチに吞い付いた。
癜レン「ちゅっ  じゅっ  じゅる  じゅぷ  ちゅぷ  じゅっ」
癜レン「は  はあ  はむ  ちゅる  じゅるるる  」  
軋間「    」
䞃倜「    」
郜叀「ふたりずも、なんでたえかがみになっおるの」
軋間・䞃倜「さあな」

[æž—é–“å­Šæ ¡>>393続]

#3952005/08/18 09:58
 ————第䞀日目  某山䞭森林内 䞃倜芖点

軋間「圌女も萜ち着いたようだし、俺は琥珀達を探しに行く」
䞃倜「そうか、いや助かった。俺の方でも琥珀を芋぀けたらお前が探しおた旚を䌝えおおく」
軋間「再び容易に互いを探せるずは思えないが  頌んだぞ」
 癜レンの容態が良くなるのを確認しおから、軋間は再び琥珀達を探しに歩くず蚀い出した。
 できるなら止めたかったが、あい぀にもやるこずがあるようなので、無理匷いはしなかった。
軋間「たた生きお䌚えるこずを願う」
䞃倜「切実な問題だな」
 無衚情で蚀う軋間の蚀葉に苊笑しお、俺は芋送った。
 適圓なずころたで歩いおいたので、そこから郜叀達のもずぞ戻るず、レンず癜レンは寄り添っお静かに寝息を立おおいた。
 軋間の残しおくれた焚き火の前で、ころりず転がっおいる。
郜叀「ふたりずも、ねちゃった」
䞃倜「そうだな  俺達も寝るか」
郜叀「う  ん」
 俺が萜ち葉の䞊に腰を降ろすず、郜叀は膝を抱えたたた元気がなさそうに頷く。
䞃倜「どうした、寒いのか」
 芋るず、郜叀はわずかながら肩を震わせ、少し危ない皋に火に近づいおいた。
 先皋倧量の氎を被ったからな  倏ずはいえ、山の倜は冷える。
䞃倜「ふむ  」
 俺は䞀床降ろした腰を持ち䞊げ、郜叀の傍たで歩み寄り、もう䞀床座り蟌む。
䞃倜「ほら」
郜叀「  え」
 郜叀の小さな肩を抱え、自分の方に抱き寄せる。
郜叀「え、う、え な、ななやお兄ちゃん」
䞃倜「レン達を芋習え。こうすれば寒くない、俺も枩かくなっお䞀石二鳥だ」 
郜叀「ふぁ あ、うん  そう、だよね」
 䜕が起こったのかわからない、ずいう衚情をする郜叀。
 流石に小孊生ずはいえもう幎頃の女の子か、セクハラだったかもしれん。
 ずはいえ極端に嫌がっおる蚳ではないようだし、颚邪を匕かれおも困る。
 我慢しおもらおう。
䞃倜「それじゃあ寝るぞ」
 足で地面を蹎飛ばしお、火を消す。
 そうしおもう䞀床郜叀を抱く腕に力を蟌めるず俺は目を閉じた。
郜叀「    お兄ちゃん」
䞃倜「俺は、䞃倜お兄ちゃんだぞ」
郜叀「うん    でも、あったかい」
䞃倜「    そうか」
 それきり二人の䌚話はなく、お互い眠りの䞭ぞず萜ちおいった。

久しぶりに曞き蟌んでみたした
垰省しおる間に倚分みんなの蚘憶からすっ飛んでるだろう
ずいうか自分の脳からすっ飛んでお曞匏がメメタァク゜orz

[æž—é–“å­Šæ ¡>>394続]

このスレッドは1000件に達したした。これ以䞊曞き蟌み出来たせん。



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