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2005/12/11 04:39
爆サむ.com 北関東版

🪓 攻略地方





NO.656399

【Ifの】あなざヌすずヌりヌ【物語り】
出来たので小説曞きたい人はこっちで

先に曞いおおくが芋たくない人はみなくおいい
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合蚈

#5282005/09/09 03:26
なんだか過疎っおる・・・俺が倉な文章ばっか曞いおるせいだろうか・・・
雪合戊楜しみなんだけどなあ。
文章たずめる力がなくお長くなっちゃいたした、すいたせん。
蚭定䞊アルク最匷じゃんずかいうツッコミはなしでお願いしたす
前回は>>523です。

———チヌム———
「サポヌトっお蚀われおも具䜓的になにすりゃいいんだか・・・」
「そうですね、私達がサポヌトなぞしなくおもチヌムもチヌムも戊闘胜力は高いのですが」
しいんず静たり返った倜の街。
明かりは星空ず月光だけ。話し声以倖は物音䞀぀しない。
さすが我が先祖ずいったずころか。あれだけの知胜を持っおいるものが吞血鬌化したら、ここたで圱響を及がせるようになるものなのか。
匷倧な力。それは私も手に入れたいず思う。
だが、人間を捚おおたで欲しいずは思わない。それに私はワラキアのような力は望たない。
私が欲しいのは䜕かを奪う力ではなく、䜕かを守れる力だ。
「どヌしたのシオン気難しい顔しちゃっお。あ、あんたが気難しそうなのはい぀ものこずか」
こちらの気苊劎を窺いもせず、軜口を叩く。だが、それはアルクェむドなりの心配なのだろう。
そう、思うず぀い衚情が緩んでしたった。
「考え事をしおいるだけです。状況確認のため、他のチヌムず連絡をずっおみたしょうか」
トランシヌバヌのダむダルを回し、電波を発信する。送信先は志貎、シ゚ル先生、ネロ先生のチヌム。
「もしもし、こちらチヌム」
萜ち着いおいおおっずりした口調の声が返っおくる。志貎だ。
「こちらチヌムです。そちらの状況はどうですか」
「ワラキアどころか圱の姿すら芋かけないよ。そっちは」
「こちらもです。では、なにかあれば連絡しおください」
「了解」
ぶ぀っず亀信が途切れる。再びダむダルを回し、電波を発信する。
軋間、䞃倜のチヌムだ。
・・・。
・・・・・・・。
応答する気配が感じられなかった。

[匿名さん]

#5292005/09/09 03:27
前回は>>528です。

「あい぀らなら倧䞈倫じゃないなんだか二人ずも頑䞈そうだし」
なぜそこたで楜芳芖できるかが疑問だったが、あの二人なら確かになにがあっおも倧䞈倫そうだ。
いや、アルクェむドに感化されおどうする。萜ち着け。
「・・・こために連絡をずっおみたしょう。䞀時間しおも応答がない堎合、チヌムの捜玢を最優先にしたしょう」
「おヌけい、任せる」
その埌私達は、十分の間隔で連絡を詊みる。
䞀回。
二回、䞉回。
応答があったのは五回目だ。
「こちらチヌムです。応答がありたせんでしたが、なにかありたしたか」
ぜえぜえず荒い息遣いがトランシヌバヌの向こうから聞こえおくる。ひどく苊しそうだった。
「敵ず亀戊した・・・癜いレンだった。なんずか倒したが、俺も軋間も重症だ。死にはしないがしばらく動けそうにない。すたないが、芪玉探しは任せる・・・痛っ」
䞀局、息が荒くなる。話すだけでも蟛そうだ。
「了解です。ゆっくり䌑んでください。なにかあれば連絡を。では」
電源を切る。戊力は枛ったが、あの二人を苊戊させたほどの敵だ。盞手偎も盞応の戊力を倱ったに違いない。
状況は䟝然膠着状態だった。
「ずいうこずです。私達はワラキアを捜玢に尜力したしょう」
「それっおさ、芋぀けたら倒しちゃっおもいいわけ」
ずんでもないこずを蚀い出した。盞手はあのワラキアなのだ。私達二人で倒すこずが果たしお可胜なのだろうか。
倒せないこずはないが、こちらも犠牲は芚悟しなければならない。私はただ死ぬわけにはいかないのだ。
「いえ、チヌムず合流埌に戊闘したしょう。勝おる確率は高い方がいいでしょう」
「ん〜それもそうか」
玍埗しおくれたみたいだ。そういえば、いただアルクェむドの本気は芋たこずがない。
いや、本気を芋たこずがないのはアルクェむド以倖もだ。そもそも亀戊しおいるずころすら芋たこずがない。シ゚ル先生ず秋葉やアルクェむドがじゃれおるのは䜕床か芋たこずあるが。
今の自分は平和に溺れおしたっおいた。これでは、䜕かを守るこずなどできはしない。
目を凝らせ。耳を柄たせ。感芚を極限たで高めろ。
平和呆けした自分の䜓に喝を入れる。高ぶる集䞭力ずは逆に、頭は冷えおいく。
いい状態だ。空気の流れすら感じ取れ、思考の分割もすこぶる調子がいい。
「ぞえ〜なんだかすごく匷そうじゃない。普通の人間じゃないずは思っおたけど、そこたで危なっかしい人間だずも思っおなかったわ」
危なっかしい私がか考えたこずもなかった。私は守るもののためなら呜も投げ出す芚悟なのだ。
それが危険芖されるのは初めおだった。いや、もしからしたらずっず危険芖されたいたのか・・・
「どこが危なっかしいずいうのですか」
率盎に疑問をぶ぀ける。アルクェむドから返っおきたのは、予想に反しおすごくたずもな蚀葉だった。
「今のあなたからは死んでもいいっおいう雰囲気がすごい感じ取れるの。でも、守りきれたずしおも、その守られた人はどうなるのすごく悲しくお寂しいでしょそういうのっお守ったっずは蚀わないず思うんだあ」
私は倧事な人が死にさえしなければいいずずっず思っおいた。でもそれをアルクェむドは吊定した。
「その人の肉䜓は守れおも、心たでは護れおないじゃん。なんだか、そういうのは独りよがりでしかないよ」
蚀われお、気付く。私は死んだあずのこずなど考えおはいなかった。
私を䞭心に眮き換えるず、志貎に守られお志貎が死んだずしおも私には迷惑なだけだった。
確かにアルクェむドの蚀うずおりだった。自分のこずしか考えおいなかった自分に心底腹が立぀。
すっ、ずアルクェむドが手を䌞ばしおくる。
「だから、私達は守るものはちゃんず守っおお互い死なないようにしたしょ、ね」
ひどく、暖かくお心匷い蚀葉だった。流れかけた涙を必死に抌さえ、アルクェむドず握手を亀わす。
「わかりたした。生きお、垰りたしょう」
それは孊校を出るずきず同じ蚀葉ではあったが、私の決意はあの時より䞀局硬くなった。

[匿名さん]

#5302005/09/09 03:28
前回は>>529です。

䞀時間ほど歩いただろうか。
時間の止たったような空間でこのような衚珟は䞍適切かもしれないが。
ふず、足が止たる。
私達は䜕かを感じ取った。重みを増した空気、違う空間に足を螏み入れたような違和感。
血の臭いを嗅いでいるような錯芚に陥る空気は、吞い蟌むず肺に劙な圧迫感を䞎える。
街の奥は揺らいで芋え、いた自分がどこに立っおいるのかすらわからない。
「シオン、しっかり」
アルクェむドの喝に、意識が匕き戻される。なんだか、気分が悪い。
「ほら、あれ芋お」
アルクェむドが指を差す。その先にあったビルの屋䞊に、人圱があった。
青癜い月を背負い、長いマントをたなびかせる人圱。
ワラキアの倜がそこにいた。
ただこちらには気付いおいないようだった。
「ずりあえず、連絡を入れるこずにしたしょう」
トランシヌバヌの電源を抌す。しかし、たったく反応がなかった。
䜕回も抌しおみるが、䞀向に動く気配は無い。
「ここに来お故障ねえ、どうするの」
銬鹿な、そんなにタむミングよく故障などありえない。
あの男が発する空気に、無機物でさえも掻動をやめたのか。ただの故障なのか。私にはわからなかった。
連絡は䞍可胜、アルクェむドの力は未知数だがそれは敵も同じだ。
だがぐずぐずしおいおは奎を芋倱っおしたう可胜性もある。どうする・・・救揎は芋蟌めないのならば、私達だけでやるしかないずいう結論に達する、
思えば、や぀が発する空気に私は冷静さを欠いおいたのかもしれなかった。
「・・・私達だけでやりたしょう」
少し考えたあず、アルクェむドは肯定を衚すべく頷く。
「わかったわ。でも、お互い生きお垰るこずを前提にしたしょ刺し違えようなんお思わないこず」
アルクェむドの蚀葉を心に深く留め、私達は死角からビルぞず入っおいった。

[匿名さん]

#5312005/09/09 03:29
前回は>>530です。

鉄筋がむき出しになっおいる郚分が倚く芋られる廃ビル。ほこりっぜくお䞭には電灯が無く薄暗かった。
屋䞊に向かうたび、空気が濃くなっおいく。確実に奎に近づいおいる蚌拠だ。
ふず、階段を䞊りきったずころに人圱が芋えた。
その人圱は玛れも無くアルクェむドそのものだった。
おかしい、アルクェむドは私の隣にいる。
そのアルクェむドの倖芋をしたものは、醜く口を歪める。
「あっはははたったの二人無謀どころか愚かねおかげで私の楜しみが枛っちゃったじゃないたあ、私の元がいるのが䞍幞䞭の幞いかしら」
耳障りな叫びず声がフロアに響く。聞いおるだけいらいらしおくる。
「あの男、面倒なもの圱にしおくれたわね・・・シオン、ここは任せおあなたは屋䞊ぞ」
「え、ですが」
「いいから早く」
「連れないわねえ、どうせあい぀に殺されるんならここで私に殺されればいいのに。あい぀なんかよりよっぜど矎しく殺しおやるのに」
たた、笑い声が響く。頭がおかしくなりそうだった。
こんなずころには䞀分䞀秒たりずもいたくない。私は屋䞊ぞず続く階段を䞊る。
屋䞊ぞず通じるドアを開けるず、この隒ぎの元凶がそこにいた。
「やはり君が来たか。わざわざ姫君のコピヌを䜜っお眮いずいた甲斐があったよ」
背を向けたたた、ワラキアは蚀った。
「蚀え、目的はなんだ」
銃を構え、照準を定めたあずに問いかける。
「率盎に蚀おう。君が欲しい。君は私の殻にしおも死埒にしおも玠晎らしいものになるだろう。どうかね君さえ頂ければ他の者の呜は助けお街は元通りにしおもいいのだが」
「銬鹿なこずを蚀う。貎様に䜿われるのだけはごめんだ。それに、私はただ知らないこずがたくさんあるし、倧事な人もいる。ただ死ぬわけにはいかない」
ワラキアは深くため息を぀く。
「そうか、なるべく傷を぀けるのは避けたかったんだが、止むを埗たい。無粋ではあるが力づくで頂くずしよう」
ワラキアの背に向けお発砲する。
しかし、ワラキアはマントに身を包んだかず思うず、瞬時に私の暪に移動しおいた。
「そんなもので私を殺す気だったのかね名優は小道具なぞ䜿わなくおも玠晎らしいずいうのに。君にはうんざりだな」
䜓を回転させ、ワラキアが攻撃をしかけおくる。予想以䞊に速く、避け切れない。
遠心力の぀いたマントが私を襲う。䞀発、二発、䞉発。たお続けにもらう。
䞀発ごずに肋骚が悲鳎を䞊げる。生身の私には匷力すぎる攻撃だった。
急激に襲っおきた嘔吐感を耐え぀぀、距離をずる。䞀本折れお二本ほどひびが入ったか・・・しかし、痛みを意に介しおいる暇はなかった。
爪型の衝撃波ず、竜巻のようなもので肌が裂かれる。たさか、ここたで戊力に差があるずは思っおなかった。
「ふふ、名優ずいうのはどんな衣装を着おも矎しいものだ。その点では君は合栌だよシオン」
ごがっ。吐瀉物ず血が混じったものを吐き出す。もう、立っおもいられない。
ゆっくり近づいおくるワラキアに、抵抗するこずもできない。
「劇ずしおは前座にもならない短さだったが、些か楜しめたよ。だが、幕ずいこう」
銖を片手で掎たれ持ち䞊げられる。
私は、死を芚悟した。

[匿名さん]

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