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旭川中2死亡 学校側、本人聴取せず 加害側証言でいじめ否定
02/03 05:00 , 02/03 07:48 更新
北海道新聞

 【旭川】旭川市内で昨年3月に凍死して見つかった中学2年広瀬爽彩(さあや)さん=当時(14)=が2019年に複数の生徒らからわいせつ行為の被害を受けてトラブルになった際、学校側は広瀬さんに一度も聞き取りをせずに、いじめの疑いを否定していたことが2日分かった。加害者側への調査だけで判断した学校の対応を道教委も問題視している。

 広瀬さんは中1だった19年6月、自身のわいせつな画像をスマートフォンで送らされ、その後、市内の公園で複数の生徒らとトラブルになり、川に入って自殺未遂をした。

 広瀬さんの母親や旭川市教委などによると、学校は現場にいた複数の生徒らを調査し、非行(わいせつ)の被害を受けたと市教委に報告した。広瀬さんはトラブル後、短期間入院。学校は本人への聞き取りを申し入れたが「治療の妨げになる」と病院に拒否され、その後も行われなかった。調査結果について学校側は母親に対し、「広瀬さんから話は聞けてないので加害者の証言のみの報告になる」と説明。20年3月の市教委への報告書でもいじめに該当するとの記載はされなかった。この件について学校と市教委は「第三者委員会の調査中でコメントできない」としている。


[ 匿名さん ]
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