★特急また出火 スーパーカムイ、けが人なし 美唄付近走行中
【美唄】５日午前７時半ごろ、ＪＲ函館線の美唄市付近を走行していた旭川発札幌行き
特急スーパーカムイ６号（５両編成、乗客６０人）の５両目車内で、乗客が焦げくさい臭いに気付き、
列車は近くの茶志内（ちゃしない）駅（美唄市）に緊急停車した。
運転士が５両目の床下を点検したところ、車輪付近にあるゴム製部品から
高さ５〜１０センチの炎が出ているのを発見、消火器で消し止めた。けが人はなかった。
ＪＲ北海道によると、この影響で滝川—岩見沢駅間の上り線が午後３時すぎまで７時間半以上にわたって不通。
旭川と札幌方面を結ぶ特急３２本を含む計６２本が運休し、大型連休中の利用客約１万３千人に影響が出た。
ＪＲは同日夕、記者会見を開き、出火の原因などについて説明。
回転する車輪の軸を左右で支える軸受けと呼ばれる金属部品が何らかの原因で異常に発熱し、
その上部にあるばねの外側を覆っているゴム製の防雪カバーが溶けて炎上したとみられるとした。
＜北海道新聞５月６日朝刊掲載＞
