自家用車を酒気帯び状態で運転したなどとして、愛知県警は6日、県警本部刑事部の男性巡査長(31)を道交法違反などの容疑で書類送検した。
容疑を認めているという。巡査長は同日付で停職6カ月の懲戒処分とされ、依願退職した。
県警によると、巡査長は運転中に職務質問を受けたが、信号を無視したり、車線をはみ出たりして逃走。その後、「車を盗まれた」とする虚偽の被害届を提出した。「酒を飲んで運転したことをごまかすため、盗まれたことにしたかった」などと供述したという。
送検容疑は4月3日午前0時20分ごろ、岡崎市内の県道で、酒気帯び状態で車を運転し、信号無視などの交通違反をした疑い。また、同日昼ごろ、県警岡崎署に虚偽申告した疑い。
依田龍次郎首席監察官の話 あるまじき行為。指導を徹底し、再発防止に努める。