>>343より続く
勿論、鎌倉時代の遺文のなかに慈善事業だの社会福祉だのという概念はありません。それは現代的な表現なわけで、それを見いだすことができないからと言って否定してしまっては、反って日蓮遺文の現代的意義を殺すことになるでしょう。
日蓮が良観を目の敵にしたのは、彼が所謂小乗の戒律を奉じる宗派の僧侶であったことと執権職にある北条家の手厚い保護下にあったためであろうと一般には考えられています。
高橋さんの考え方では日蓮は、兎に角、南無妙法蓮華経と拝み倒せば何事も解決がつくと説いたのだと誤解されかねない。
貴方の法華経や日蓮の思想観の正統性は何によって保証されているのですか。
それについての質問には相変わらす逃げておられるように私にはみえるのですが。
貴方の言い分が正しければ日蓮は宗教以前の人間としての相互の信頼関係による助け合いの精神まで否定していることになるでしょう。
法華経はもとより日蓮遺文は現代社会に生かしてこそ、その存在意義があると思うのです。
貴方の態度はいたずらに法華経や日蓮遺文の権威を振りかざし、その名の元に他者を断罪するだけのものに過ぎません。
そんな陳腐な日蓮の教えなぞは現代人には無用です。
高橋さん御自身が法華経や日蓮聖人を奉っているようで、実は反って貶めているのですよ。
どうぞ御自分だけで成仏するなり霊山浄土なりに往生ください。
私は無量の衆生と共に三悪道に沈みましょう。
実に高橋さんは真の意味での小乗仏教徒です。
