北、宮内とも残念でしたが、広神に負けたからといって落胆することはないですよ。
広神はスパイラルオフェンスというオフェンス戦術を使っています。
この戦術は、自チームの選手5人が動きながら、らせん状にグルグル回り続けることによって、マンツーマンディフェンスをしてくる相手チーム選手5人を翻弄し、結果として、「①相手チームのディフェンス選手とのズレをつくる」、「②コート上に空きスペースをつくる」の何れかの「攻撃側が得点しやすい状況を作りだし得点する戦術」です。
この戦術は、
長所:個人スキルのないチームでも勝てる!
短所:ゾーンディフェンスにめっぼう弱い!
という特徴があります。
→広神に勝つには、ゾーンディフェンスすれば良い!ところが、中学校ではゾーンディフェンスが禁止されていて、マンツーマンディフェンスをしなければならないので、バスケットボール経験の浅い中学生に対しては、ゾーンディフェンスはとても有効な戦術!というわけです。
なので、「広神のコーチは優秀」と言えないこともないかもしれませんが、広神のコーチは、「こっすい戦術を使っている」「高校になったら通用しない残念な戦術を使っている!」とも言えるかもしれませんね。
中学生で最も大切なのは、「スキルを身に付け、1対1に強い選手となる」ことです。
スパイラルオフェンスが中心の広神中学校の選手は、このことが疎かになってしまい、結果として「中学校では通用しても、高校になると通用しなくなる」危険性があります。
このような理由により、宮内・西・北の選手は、「県大会ではゾーンディフェンスにならない程度に中を固める戦術で広神対策をする」、又は「高校になったら見返せれば良い!」という位の気持ちでいればよいと思いますよ!!!