米国にあるFrequency 社という会社が、
内耳を再生させる薬(FX-322)を開発した。
現在は治験の途中段階だそうだ。
米国ではこの会社が販売権をもつそうだが、
米国以外の国については、アステラス製薬が、
その販売権などを取得した。
FX-322 は低分子化合物を
組み合わせた新薬候補物質で、
内耳に存在する前駆細胞を
有毛細胞へ分化させることにより、
聴力の回復を促すことが期待されます。
感音難聴は内 耳の有毛細胞の
損傷や欠落が主な原因で発症します。
有毛細胞は一度障害を受けると自発的に
再生することはできません。しかし、
静止状態にある内耳の前駆細胞は
有毛細胞に増殖・分化できる事がわかっています。