日本から見たら世界のこの異常な物価高は最初はオーストラリアで起った。
その後リヒテンシュタインやルクセンブルクなどの小国とスイスが追従していった。
やがてこの流れが世界中に回り廻ったが、日本は黒田日銀総裁の愚策によりこの波に完全に乗り遅れ手遅れ状態となった。
政府はこの流れに乗りたかったのだが、日本だけが世界で孤立したようにデフレスパイラルに落ち込んでいった。
これは日本のバブル崩壊、リーマンショック時の政策に原因がある。倒産した日航には手厚い保護をし、雪印乳業の破綻や
拓銀、山一証券と言った、大手金融機関の破綻にはガン無視を貫いた。これによって日本の企業は国を一切信じなくなり
内部留保が始まった。莫大な内部留保が出来ても企業はいざとなったら自力で立ち上がるしかないと留保を手放さなくなった。
政府が完全に偏った施策を行ったことで日本の経済は歪んだ。コロナでも極一部の職種に限って手厚い保護を行った反面、
莫大な赤字を被った企業の多くが全く補償されなかった。国民に対しても極めてあいまいな線引きで極一部の人達だけが
極端な優遇を受け、一般人はただ苦しんで貯えを減らすしかない生活を強いられた。これらが重なり日本は自立歩行すらほぼ
不可能なカタワ国家に成り下がった。すべての原因は政府の愚策の連発にある。
