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🚓 警察


No.8515462
合計:
#205
>>204
病院が増え、入院できるようになったことで、閉じ込められていた精神疾患のある人々が、治療を受けられるようにはなりました。しかし、病気や症状が落ち着いてからも自宅や社会に戻れず、長期的に入院せざるをえない「社会的入院」という問題がでてきたのです。
「少し極端な言い方をすると、いる場所が座敷牢から病室になっただけで、社会復帰や家にきちんと帰ることができない患者さんが非常に増える事態になってしまった。私宅監置の禁止が患者さんにとって解放だったかというと、違うのです。」(香山さん)
「社会的入院」は、糖尿病やガンなどほかの疾患にはない、精神医療のみにある独特の言葉だと香山さんは言います。
「例えば心筋梗塞で病院に入院したら、心電図が少し落ち着いてきて、良くなったら家に帰る。胃癌で手術したら、傷が癒えて食べられるようになったら家に帰ります。ところが精神疾患の場合は、ある程度落ち着いて症状もおさまっているのに、仕事にはまだいたらない状態の方もいます。あるいは、入院前に自分たちには理解できない妄想などの言動があって、もう家では引き取れない、家では一緒に暮らせないなんていう家族もいる。そのために、もう退院していい状態なのに、受け入れ先がないとか、なかなか社会復帰にまでいたらないという社会的理由、医療以外の理由で入院を継続する方たちが非常に多かった。私が若い時に勤めていた病院でも、入院30年とか、戦後ずっと入院しているとか、一生の3分の2ぐらいを病院で過ごして、そのまま病院で亡くなるというような方も非常に多くいました。」


[ 匿名さん ]
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