財政赤字が制御不能なインフレを引き起こす。
通貨への信認が失われるからです。
借金をしすぎて返せないレベルに達してしまえば、国民の側が「返してもらえないんじゃ、日本国債はやめてアメリカ国債にした方が確実だ」と逃げ出してしまいます。
最後は国債をすべて日銀が買うしかなくなり、そうなると円がどんどん市場に溢れて、制御できないインフレになる恐れがある。
上記の反論
１． そもそも国債は日銀当座預金で買われる。我々「国民」は日銀に口座を持っていないため、新規国債を買うことはできない。
２．両国が共通通貨を採用しているならばともかく、日銀当座預金でアメリカ国債を買うことはできない。
３.日銀が国債を買ったところで、政府が支出をしない限り、「円が市場に溢れる」という事態にはならない。
４.日本政府が日本円で税金を徴収する限り、「通貨への信認」とやらが失われ、我々が日本円を使わなくなるなどといった事態はあり得ない。
