同級生から「人一倍正義感が強かった」とされる小番容疑者。当時、所属していた都内のボクシングジムのサイトには、ファイティングポーズを取る小番容疑者の画像とともに、プロフィルが示されていた。
「目標・夢」の欄には「法曹」と記し、「好きなボクサー」には「蝶のように舞い、蜂のように刺す」というプレースタイルで世界的に知られたモハメド・アリの名をあげていた。
男女の交際トラブルに端を発したとみられる今回の事件。小番容疑者は犯行直後、無料通信アプリ「LINE(ライン)」で友人らにこんなメッセージを送っていたという。
《大変なことをしてしまった。先に(大学院を)辞めれば良かったが、時間がなかったのでみんなに迷惑をかけることになる。申し訳ない》
男性であれば想像するだけでも痛みを感じてしまうような犯行は、関係者それぞれの人生にも、深い傷を残すことになった。