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📖 創作・携帯小説


No.1943943
合計:
#8
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気がついたら、私は変な空間にいた。
ここはどこだろう。

「椛」

どこからか声が聞こえた。優しそうな、男性の声。
声の主はどこなのかわからない。
眼に見えるもの全て真っ白だから。

「椛、俺だ。解るか?」
「いや、見えないし解らないから!」
必死に探す。
「そうか...。まあ、いずれ会えるよ」
「?」

そして、景色はぼんやりと薄くなっていき---。
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朝。
どうやら夢らしい。
(昨日にしても、最近変な夢を見るようになったな...。)
予知夢やら夢占いとかの暗示だろうか?
そんなことを考えながら、神瀬椛は朝食を作り、食べ終え、学校へ行く準備を始めた。

丁度テレビをつけると、ニュースが流れていた。
『---市の中心街にて連続虐殺殺人事件が多発しており---』
(私の住んでるところかよ!?)
知らなかった。自分の住む町にそんな事件があったなんて。
更に、中心街から活動範囲が広がっているらしい。
(部活、早めに終わらせよ...)
ついでに今日は、この前撮った写真を現像しないといけないし。


[ 第六話 ◆3orCE8kg ]
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