日刊ゲンダイ 2020-4-7
【小池都知事「自粛要請なぜ五輪延期決定後か」の答えに窮す】
テレビ中継では「まったく関係ありません」までだった(C)日刊ゲンダイ
6日夜9時30分からはじまった小池都知事
>>8の記者会見。日刊ゲンダイ記者の質問に対して、小池知事
>>9が表情をこわばらせ、答えに窮し、論点をすり替える場面があった。
東京都は、3月20日からの3連休の中日の21日、厚労省のクラスター班から、新型コロナの感染拡大の衝撃的な試算を提出されながら、連休中に公表しなかった。そのことについて日刊ゲンダイは質問した。
クラスター班は、4月8日までに「感染者500人増」と試算していた。もし、3連休中に、小池知事が緊急会見を開き、外出自粛を要請していれば、東京都の感染拡大は防げた可能性が高い。しかし、公表したのは、3月23日に安倍首相が東京五輪の延期を容認した直後だった。
なぜ、厚労省から衝撃的な試算が提出された後、すみやかに会見し、数字を公表しなかったのか。なぜ、東京五輪の延期が決まった後、自粛要請に動いたのか、都民は疑問を抱いている。
>>10その点について、日刊ゲンダイは聞いた。
しかし、小池知事は、日刊ゲンダイの質問に対して「オリンピック
>>11との関係で、御紙はそういう論を展開しているのかもしれませんが、まったく関係ありません」とはぐらかした。重ねて質問したが、最後まで、なぜ、連休中に公表しなかったのかは、答えなかった。
>>17