ある教団では 本門の本尊を久遠釈尊と言いながらも、この久遠釈尊を仏像や画像などの形ある姿(これを事相といいます)に現わしたり…。 またある教団に於いては、本門の本尊を日蓮大聖人であるといい放つ大謗者も現れたり…。 またある教団では、本門の戒壇の解釈に於いて、仏説とはまるで違う教学で仏法を語る。 迹門的な古びた時代遅れの法門を末法今時の本門の教えに混入し、さもそれらが日蓮聖人の法門であるかの様に扱う大謗者が余りにも多すぎるのが、今の日蓮系教団であるのです…。 日蓮聖人の確かなる根本教学は、『開目抄・観心本尊抄』を中心とした法華思想であります。 観心本尊抄に云く 「本門の教主釈尊を本尊とすべし…。」と明確に、法華経本門上の久遠実成釈尊を本佛とし、その本佛を崇め奉り、末法の本尊として断定されたのが、日蓮聖人の本佛・本尊観であるのです…。 これから逸脱したのならば、それは仏法ではなく、魔説・邪説となりましょう…。
