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🎣 釣り・漁・漁協全国


No.6121655
合計:
#857

魚は眠るのか?」 これは知っているようで知らない疑問です。勿論、水槽の金魚から海の中を回遊するマグロまで、すべての魚は眠っています。海の中では、夜は、サメやウツボなど肉食の恐ろしい魚たちが動き回る時間です。魚たちにとっては、眠ることは危険と隣り合わせなのです。小さな魚たちは、サンゴの隙間や岩陰に身を隠して眠ったり、体の色を変えて海底の模様に擬態したり、毒のある背びれを立てて眠ったり、一晩中、海藻に噛み付いて海藻になりきって眠るものなど、魚たちはそれぞれに工夫をした眠り方で、危険な夜を過ごしています。
■そんな中、サンゴ礁の海で、ひときわユニークな眠る方をする魚が、全長25センチほどのハゲブダイです。このハゲブダイは、透明な寝袋に包まれて眠るというのですが、一体何のために寝袋の中で眠るのでしょうか。そのハゲブダイの夜の過ごし方を観察すると、そこには驚くべき独自の生態がありました。このハゲブダイは、ゼリー状の液体をエラから出して体を包み、自分の匂いを寝袋に閉じ込め、鋭い嗅覚を持つウツボなどの天敵から身を守っていました。さらに、このハゲブダイにとって、ウツボよりも厄介なのが、体に寄生して血を吸う1ミリほどの「小さな天敵」のウミクワガタです。ハゲブダイは、この天敵から身を守るためにも、このゼリーのような寝袋は欠かせません。まさに、目からウロコの知られざる魚たちの睡眠の習性です。
■魚たちの眠るための工夫をまとめました。
 ・クマノミ・・・サンゴ礁に生息しているクマノミは、共生しているイソギンチャクの触手の中で眠ります。
 ・ベラの仲間のキュウセン・・・キュウセンは、夜には体を横にして砂にもぐって眠ります。
 ・コクテンフグ・・・エダサンゴの間に体を入れて、海流に体が流されないようにして眠ります。
 ・マグロ・・・泳ぎながら酸素を取り入れながら眠ります。脳が小さいので一回の眠りは5秒ほどで回数多く眠ります。
 ・カワハギやアミメハギ・・・海流に流されないように海藻を咬んで眠ります。
 ・フナ・・・浮かんだままで睡眠をとります。
 ・クサフグ・・・砂の中で眠るクサフグは、目だけを砂の外に出して周囲を警戒しながら眠ります。
 ・マダイやイシダイ・・・夜になるとじっとして眠っています。

石鯛は夜行性ではありません。警戒心はありません。


[ 匿名さん ]
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