★【地域】中学生が売春に走る沖縄の貧困の残酷な現実
沖縄最大の歓楽街・松山には、性風俗が密集する。路上にはスーツ姿の若い男性キャッチがあふれ、一晩中立ち、ひっきりなしに声をかける。
■ 「本番」の価格は40分1万円
エレベーターを降りると殺風景な扉があった。インターホンを押すと中から若い店員が鍵を開ける。
1メートル先の人が見えないほど暗い。大音量の音楽が流れている。店内には、べニア板で仕切られたプレールームがあった。学園祭のような手作りだ。
「店舗型ピンサロは風営法の許可を得ようがないので、無許可。完全な違法営業です。だから、沖縄のピンサロは看板出さない。
価格は時期によるけど、40分1万円が基本。本番で1万円です。観光客が多い時期や週末は、1万3000円とか値段を高くする。
暇なときは40分9000円とか8000円まで下げることもある。それと地元の人間と観光客で値段を変える。
沖縄の人間はカネがないから、値切りの交渉に応じることもある」
路上で声をかけるキャッチが観光客か地元住民かを見分け、価格交渉して客を看板のない店に誘導する。
女性はシャワーのない狭い部屋で、40分以内で客と本番する。
女性の取り分は売り上げの半分、キャッチは売り上げの1割、残った4割が店の収入となる。
貧困が蔓延する沖縄出身の風俗嬢たちは、ほぼ全員が経済的な理由でその仕事に就く。
夜の仕事は大都市圏と異なり、職種によって階層がある。上からキャバクラ→デリヘル→店舗型ヘルス→
ソープ→ピンサロ(抜き屋)→ちょんの間、という順位で、キャバクラで働けるスペックの沖縄出身の女性が、違法店で本番を売ることはない。
東洋経済オンライン 6月16日(木)5時0分配信