時間を持て余しているので、とにかく話がくどい
高齢者に共通することの一つに「話が長く、くどい」という特徴があります。
話がとりとめなくなったり、同じ話を何度も繰り返すというケースもよくありますが、いずれにしろ、その背景には「暇で時間を持て余している」という事情があると考えていいでしょう。
リタイアして特に何もすることがない高齢者にとって、一日は大変長い時間です。
ですから、なんとかその長い時間をつぶそうと考え、結果として話が長くなるのです。
この心理がクレームと結びつくと、いよいよやっかいなことになります。
つまり、客として店に何かクレームをつけるときも、できるだけ話を長引かせようと、高齢者の多くが無自覚のうちに考えているのです。
若いクレーマーには、何らかの具体的な要求や目的がありますが、高齢クレーマーにはそれがありません。
「ただひたすら文句を言いたい」というのが、唯一の動機です。
ですから、とにかくかたっぱしからクレームをつけ、話を長引かせようとするのです。