仏テロ使用の爆薬「魔王の母」製造、少年を逮捕
高性能爆薬「過酸化アセトン(TATP)」を自宅で製造したなどとして、愛知県警は20日、名古屋市緑区の大学1年の少年(19)を爆発物取締罰則違反(製造など)の疑いで逮捕した。捜査関係者への取材でわかった。
過酸化アセトンはわずかな衝撃や摩擦、火花で爆発する威力の強い爆薬で、2015年11月のパリの同時テロでも使用された。
インターネット上には製法を記したサイトがあり、原料の入手や製造も比較的容易で、欧米では「サタン(魔王)の母」とも呼ばれている。
国内では、TATPの所持や製造容疑で、愛知県や岐阜県の男性が摘発されている。