神戸市の小学校で、教諭4人が後輩の教諭に対し、いじめを繰り返していた問題で、被害を受けた教諭が、「去年から前の校長に相談していた」と話していることがわかった。
神戸市立東須磨小学校の教諭4人は、後輩の男性教諭に、激辛のカレーを食べさせるなど、いじめを繰り返していた。
教育委員会は先週の会見で、「学校がいじめを把握したのは今年6月」だと発表していたが、その後の関係者への取材で、被害を受けた教諭が「前の校長にいじめについて相談していた」と、話していることがわかった。前の校長は今年4月に異動している。
学校はいじめを把握した後も「すでに解決した」と教育委員会に報告するなど適切な対応をとっておらず、いじめは今年9月、男性教諭が体調を崩すまで続いた。学校は午後に会見を開き、いきさつを説明する予定。