爆サイ.com 沖縄版

😍 純愛総合


No.4571471
合計:
#489
天から闇夜に放たれた
今にも切れそうな細い一本の蜘蛛の糸
切れるのを恐れて掴めずにいる者がいる
その光景を目にし
誰よりも先に糸を掴み力強く登り始める者がいた
その者はやがて天に到達し
独り勝者となるがどこか虚しさが残る
何かが足りない それが何であるか
必死に答えを導き出そうとするが
明確な答えが出る様子はなく月日は流れ
何とも悲しげに透き通る
あの蜘蛛の糸が目に映った
これだ!!
長く空虚な時の終わりと共に
勝者は見よう見真似で急いで糸を紡いだ
自分で探し見つけた糸を足し
決して切れることのない頑丈な糸に紡いだ
そしてその糸を再び闇夜にそっと投じた


[ 匿名さん ]
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