ドラゴンボール新章 第56話
ザマス全王によって弾き返された悟空とベジータの魔封波が悟空とベジータの体を巻き込む。
それを確認したザマス全王が高笑いをしながら「フハハハハ！所詮人間などこの程度だーーーっ！！」
と悟空とベジータを電子ジャーの中に押し込もうとする。
その様子を無表情で見ているフリーザに気付いたザマス全王は「どうしたフリーザッ！？こいつらを
助けようともしないのか？それともこの私に一度殺されていて怖くて動けんかっ！？」とフリーザを
挑発するザマス全王。
するとフリーザが不敵な笑みを浮かべ「あなたさっき、人間とは愚かなり…とか言いましたね？」と
ザマス全王に言い、それに対しザマス全王は「それがどうした？事実だろう？」とフリーザに返した。
「愚かなのはあなたの方ですよっ！」とフリーザがザマス全王に叫ぶとザマス全王は「何だとっ！
それはどう言う意味だっ！？」と叫び返すと今度は悟空とベジータが「こう言う意味だーーーっ！！」と
叫び、魔封波の渦からいとも簡単に脱出して見せた。
「な、何だとっ！？どうなっているっ！？」とザマス全王が驚くと悟空は「簡単な事だ。オラたちが撃った
のは魔封波擬き（もどき）だ！」と叫んだ。
「ま、魔封波擬きだと！？フッ、そんな事をして何の意味がある？」とザマス全王は笑みを浮かべた。
それに対しベジータが「…もう分かるさ…」と呟いた。
そしてその直後、ザマス全王の背後から「魔封波っ！！！」と叫ぶ声が聞こえた。
「な、何っ！？」とザマス全王が振り返ると魔封波返しをする余裕もなく、魔封波の渦がザマス全王の
体を包み込んだ。
「クッ、しまったっ！一体誰がっ！？」とザマス全王が前を見るとブルマの両手の平から魔封波が撃ち
出されているのが見えた。
第56話終了
