>>18
つたない日本語で日本の漁業を心配してくれてありがとう。
しかし日本の漁獲量が減少したのは沿岸部の汚染や海砂採取が原因ではないよね。
最悪だったのは昭和40年代から50年代だよ。
東京湾や瀬戸内海では大規模な赤潮が頻発して、沿岸漁獲は大打撃を受けていた。
天然モノだけでなく、養殖場の魚も全滅したり、そりゃ酷いものだった。
それが今は見違えるように改善されたよ。
上下水道の整備や、工業排水の規制等が奏効し、かつて「死の海」といわれた東京湾さえも漁業が復活しているからね。
先日はシャチの群れまで現れたそうだ。
漁獲量減少の原因は、各国の排他的経済水域の設定による遠洋漁業の衰退、水産資源の保護の観点からの漁業高の制限が大きい。
また世界規模の温暖化の影響もあると思うね。
ウナギについてはシラスウナギの乱獲が原因。
福島産のウナギってのはよく知らないが、シラスウナギが中国などで大量に捕獲され、その分だけ日本の養殖場に入れられる量が減った。
またシラスウナギが根こそぎになるため、日本の川を遡上する天然モノも激減する。
そうなると海に戻って産卵する成魚も減り、結果としてシラスウナギそのものも減っていくことになる。
ウナギの生態はよく分からなくて、産卵場所がマリアナ近辺の海山周辺だと分かったのも最近のこと。
そこで採取した卵から完全養殖の研究も行われているが、うまくいっていない。
幼魚が自然界で何を食べているのかさえナゾなんだよ。
天然のシラスウナギに頼らない完全養殖が可能になるまでは、ウナギを食うのは多少我慢したほうが良さそうだね。
…ところで「魚や…は、福島産か中国産しか食べられなくなる」ってのはどういうことなんだろうか?
なぜここで福島なのかな?