1年を通して最も痴漢の被害相談が急増するのが4月です。電車や駅で目を光らせる鉄道警察隊の捜査員に密着取材すると、法の網を抜けて欲望を満たそうという手口もありました。
名古屋駅に拠点を構える愛知県警鉄道警察隊は、スリ、盗撮、それに痴漢といった鉄道で起きる犯罪を取り締まる専門部隊で、通称“鉄警隊(てっけいたい)”と呼ばれています。
捜査の性質上、大半の捜査員がメディアに顔を明かすことはありません。
毎年春になると、鉄道や駅での痴漢被害などの警察への相談が増加します。愛知県警によりますと去年2023年は4月から急増したということです。
2023年は1月から3月は毎月20件程度でしたが、4月になって一気に30件を超えました。