3 夕鶴（9.19生,2022.3.1Debut,道頓堀劇場）
一回目「ねこ」
おっとりムードでのびのび踊る一曲目、気怠くレイジーな二曲目、どこまでも転がっていくリラックスし過ぎな三曲目、スローにグルーヴするベッド、軽快でスウィンギーな立ち上がり。何度見ても口元がほころんでしまうご機嫌なステージ。けだし、名作である。
二回目「愛されルートA or B」（新作）
シリアスでメランコリックな一曲目、グラマラスでダンサブルな二曲目、狂おしく煽情的に見せるベッド、ファンキーでメロウな立ち上がり。初出しから三日目の新作だが、かなりいい線行ってると思う。何者をも演じることなく、ストレートに自分の踊りとエロティシズムで勝負する姿勢が意欲的だし、彼女の新しいステージ文体を見る思いである。一皮むけた印象のステージだった。
三回目「名探偵ちゅる子」
流麗に踊る一曲目、惚けたコミカルさの二曲目、のほほんとレイドバックした三曲目、禍々しい暴力的なエロスを照射する渾身のベッド、サスペンスフルな立ち上がり。マンガチックなダンスから一転、ダークなエロティシズムへシフトチェンジする展開が鮮烈なステージだった。ソー・エキサイティング！！
四回目「Winter Story」（新作）
オシャレに黄昏る一曲目、ガーリーでブリリアントな二曲目、ロマンチックなベッド、明るく元気いっぱいにポーズを切る立ち上がり。初出しから二日目の新作。清々しいくらいに女の子的な可愛さを前面に出した冬演目。あらゆる意味で、フレッシュなステージだった。
