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🤼 プロレス総合


No.9166822
#7
私が『流血の魔術 最強の演技』を書こうと思った1つのきっかけは、引退後に高校で「基礎体力講座」の講師をしていたときの経験です。
当初、プロレスの話をすることを極力避けていました。それでもあるとき、生徒に「プロレスの試合は観るの?」と何気なく尋ねたところ、
帰って来た言葉が、「あんな八百長は観ませんよ」でした。
私は、返す言葉がなかったのです。
「八百長」という言葉は長年、プロレスの世界にいた私が最も嫌うものでした。

生徒たちからは、その後も次々と質問を受けました。「なぜ、相手の選手をロープに投げると、その選手はわざわざ戻ってくるの?」
「ボクシングでは殴り合いのときに顔をブロックする。プロレスでは、どうしてブロックしないの?」
「相手の選手がトップロープに上がるときに、なぜ、やられるのがわかっていながら寝転がって見ているの?」…。
いずれにも、私は答えることができなかったのです。


[ 匿名さん ]
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