横綱・日馬富士、外国人記者に「品格」語る
横綱日馬富士（伊勢ケ浜）が18日、東京・有楽町の日本外国特派員協会で記者会見を行った。
これまで歴代の横綱も招かれており、約１時間半にわたって各国の特派員の厳しい質問に答えた。
新横綱の昨年の九州場所で９勝６敗と不本意な成績に終わり周囲の批判にさらされたこともあったが
「自分が自分のことを一番信じていたし、必ず次があると思っていた」と強じんな意志で初場所での
全勝優勝につなげた。
また、横綱に昇進したことで品格なども問われてくることについては「ひと言ではいえないけど、
その人すべてが品格ではないか。人それぞれだと思う」と話した。
現在、スポーツ界で大きな問題となっている体罰についても質問が飛んだが、「テレビのニュースで
見ているけど、心が痛いですね。親がちゃんと育てていれば、弱い子供にはならないのでは」と
持論を述べた。
角界の頂点に立ったことで新たな目標を聞かれると「自分に下がる道はない。誰よりも稽古をして
夢をつかむために努力している。僕はまだ“これから”です」と力強く語り、大きな拍手を浴びていた。
