【感染者多い地域 ワクチン未接種者多い地域とほぼ一致 静岡県】 9/16(木)
静岡県内のワクチン接種の進み具合を図にすると、２回接種した人が７０パーセントを超えているのは「うすい青」で示した川根本町と伊豆市、西伊豆町、松崎町です。
４０パーセント以上７０パーセント未満が「水色」の地域です。浜松市など県西部や伊豆が多くなっています。
４０パーセント未満が「濃い青」で静岡市や県東部が多い状況です。
続いて人口１０万人あたりの陽性者で、２５人を超えているのが濃い赤色の地域。
それ以下のところは、ピンクやうすい赤色で示しています。
２つの地図を比べると「２回接種の済んでいない地域に陽性者が多い」ように見えます。
感染症が専門の、浜松医療センターの矢野邦夫医師は関連は十分ありうると指摘します。
（Ｑ．ワクチン接種の進展と感染数の関係は）
接種率の高い所の感染者が少ないというのは非常に理解できる。今回のワクチンは重症化予防もかなりいいのですが、感染予防も７０パーセントぐらいあるので、接種率と感染のレベルが関連することは十分ありうる。
（Ｑ．１８日連続で新規感染者が前週同曜日を下回っています。今後の見通しは）
最近かなり感染者は減ったが下げ止まっています。内訳をみてみると、病院にいるとワクチンを打ってないかたの入院がほとんどなんですね。まれにブレークスルー感染を起こして入院する高齢者がおられるが、ほとんどがワクチンを打っていない方、特にＢＭＩが３２を超える方が多い。
今後は緊急事態宣言を終えて、５日すると感染者が増えてくると思う。このウイルスの潜伏期間は２～１４日ですが、５日が一番多い。
ただ再び緊急事態宣言は、宣言慣れしており再び効果は期待できない。ですからワクチンの効果を期待するしかない。それまで一生懸命ワクチンを打っていくということは、第５波のような大きな波は来ないと思う。しかしワクチンの接種が遅れると第５波並の大きな波が来るかも知れないと心配しています。
