>>277追記
東都は、中国での複都制において、「東方にある都」を意味する。
五代十国時代の後粱（ｺｳﾘｮｳ･大粱･失粱）国でも陪都を開封に置き、南唐国の現在の江蘇省揚州市を陪都（東都広陵府）として、東京（ﾄﾞﾝｼﾞﾝ）又は東都と呼ばれた。
永暦年間の鄭氏政権の樹立時における台湾の支配地域やフィリピンのマニラ北西部地区のトンドも東都と呼ばれた。
江戸時代の雅称として、京（ﾐﾔｺ･京都）に対し、非公式に通称として東都と呼ばれた。
但し、内政的には旗本･政治家である新井白石等の反対で、及び対外的にも対馬藩の儒者である雨森芳洲（ｱﾒﾉﾓﾘﾎｳｼｭｳ）等の反対で東都は使用されなかった。
東京（東京都２３区若しくは東京都全域）の通称として、上記に由来の下で東都がある。
