ファミリーマートは2023年の恵方巻の予約受付を、全国の店舗約1万6500店と、同店アプリ「ファミペイ」で開始した。20年から取り組んでいる5つのキーワードの1つである「もっと美味（おい）しく」の一環。23年1月27日の午前9時まで受け付ける。今年の恵方巻商戦では、赤身肉ブームの火付け役といわれる東京・吉祥寺の焼肉店「肉山」とタッグを組む。
今回の恵方巻は全10種類。予約困難な「肉山」とコラボした「『肉山』監修 2929恵方巻」と、22年で販売金額1位の「海鮮恵方巻」の具材をさらに贅沢にした「贅沢海鮮恵方巻」の2種類を投入する。
「肉山」監修 2929恵方巻は、牛肉を使用した恵方巻。炭火焼きしたアンガス牛にコチュジャン、トウチ醤、豆板醤入りの焼肉のたれを絡め、香味野菜や魚醤、イカエキスで深みを出した唐辛子ベースのたれと絡めたキムチを巻きこんだ。
贅沢海鮮恵方巻は、陸奥湾産帆立貝柱、ズワイガニほぐし身、有明海産特等級海苔を使用した海鮮恵方巻。帆立貝柱の食感や、ズワイガニのうまみを楽しめるようにした。
定番の7種類の具材のほか、ミニ恵方巻2本セットや「節分 チョコバナナクレープ」をはじめとしたスイーツなどを用意する。
●赤身肉ブームの火付け役「肉山」
肉山は肉好きの間で全国的な知名度を得ていて、店名にちなみ肉山で食事をすることが、その界隈では「登山」と言われている。オーナーの光山英明氏自らが赤身肉の塊を炭火で焼き、食べやすいようにスライスしてお客に提供する。その火入れとカットで、昨今の赤身肉ブームの火付け役とも言われている。
ファミマはオープンから10年が経った今も、予約が絶えない人気店とタッグを組み、恵方巻商戦で勝負をかける。
