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🚚 島根運輸・交通


No.4034723
#357
運転手のやりくり付かず、ダイヤ改正前倒し

運転手不足で14日から減便する一畑バスの恵曇線(右)と八雲線(左)=松江市朝日町、JR松江駅

一畑バス(西川津町)は7日、運転手の慢性的な不足により、松江市と雲南市内を走る路線バス5路線について、ダイヤ改正する14日に減便すると発表した。朝夕に運行する便を中心に、5路線で平日は計20便、土日祝日は16便がなくなる。運転手不足を主因とした同社の路線バスの減便は初めて。
減便するのは、松江しんじ湖温泉駅(同市中原町)を発着する「八雲」「玉造」の2路線と、一畑バス本社(同市西川津町)を発着する「万原」「恵曇」「大東」の3路線。
平日に上下計72便を運行する「八雲」は6便(土日祝日は4便)、40便の「玉造」は4便(同4便)、44便の「万原」は4便(同2便)、61便の「恵曇」は4便(同4便)、16便の「大東」は2便(同2便)をそれぞれ減便する。「大東」は午前の2本がなくなり、運行間隔が3時間以上空く時間帯が発生する。
路線バス運転手は2019年7月時点で122人いたが、新型コロナウイルス禍による利用客減で21年3月に希望退職を募るなどした結果、23年7月末には97人に減少。平均年齢も53・5歳と高齢化し、20~30代は9人にとどまる。
免許取得の費用負担や、二種免許取得の年齢引き下げを受けた高校生の採用強化で運転手確保を急ぐが、不規則な勤務態勢などから23年春の新卒入社(運転手候補生)はゼロだった。
当初ダイヤ改正は10月1日を予定していたが、運転手のやりくりが付かず、前倒して減便した。井上和広執行役員乗合部長は「日々の運行に必要な運転手が確保できず、ご迷惑をお掛けして申し訳ない」とした。
同社は7月20日、複数の運転手がコロナ感染したため、路線バス計22便を運休するなど、運転手不足の支障が出ていた。


[ 匿名さん ]
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