#65 2020/05/16 20:23
楽屋でのKAERAと桃華の会話 その8
桃華「信頼関係と言われても、よく分からないですけど、具体的には、どんな事をしてるんですか?」
KAERA「別に何もしていない。普段の自分を、そのまま出してるだけね。営業スマイルで愛想を振りまいたり、キャラを作って明るく振る舞ってもベテランのお客さん達には見抜かれてしまうものよ。あえて言えば演技ではなく本心でお客さんと接する事で信頼関係が生まれるのかもしれないわね。」
桃華「私だって、キャラを作って演技してる訳じゃないですけど・・・」
KAERA「桃華ちゃんは、キャラは作ってないと思うど、ポラコメの内容は本心で書いてる訳じゃないでしょ?」
桃華「それは、お客さんに喜んでもらおうと思って・・・」
KAERA「その言葉は、もういいから!桃華ちゃんは、上辺だけで本音で話をしようとしない。そんな優等生の発言じゃなくて本心を聞かせてよ!」
桃華「分かりました!KAERA姐さんが言ってるように、私は、お客さんの事なんか真剣に考えてないんです。デビュー当時は、客さんと仲良くして楽しみたいと思っていたんですけど、少し優しくすると出待ちされたり嫌な事ばかりあって・・・。この世界の現実を知ってからは、お客さんの事が信用出来なくなってしまったんですよ。今では、写真を売るための手段だと割り切ってポラコメを書いてるんです・・・」
KAERA「ありがとう。桃華ちゃんの本音が聞けて嬉しいわ!だけど、出待ちされるたびに無視して通り過ぎて、その次からも、他のお客さんに同じような対応をしていたら、いつまでたっても状況は変わらない。信頼できるお客さんと仲良く楽しむためには何かを変える必要があるんじゃないの?」
桃華「そうですよね~。どうしたらいいと思いますか?」
KAERA「私一人の意見よりも、もっと大勢の意見を聞いた方がいいんじゃない?実は、私の信頼しているお客さんからランチに誘われているんだけど、桃華ちゃんも一緒に行って、今回の件について相談してみましょうよ!」
桃華「それはいい考えですね!是非連れてって下さい!」