松江北と隠岐の選抜について、後者については褒めていた野々村組長ですが、「島根東大進学枠」の前者は批判していましたね。確かに、エースが帰郷後に受験勉強専念で即退部では、甲子園の対戦相手だった福井商・北野監督が「甲子園大会をバカにするな！」と大激怒したのも当然です（以降、これも当然ですが北野監督は『愚行枠』を嫌悪しています）。さすがに『毎日新聞』＆日本高野連本部も、「島根東大進学枠」を注意したほどです。『報知高校野球』2021年３月号によると、「この件は問題にならなかった」とのことですが、本当でしょうか？
『報知高校野球』で言えば、かつては『愚行枠』を「何を基準にして選出しているのか不明瞭だ」と批判していましたが、主催者の尻馬に乗って「末代までの恥」発言を「前代未聞の侮辱」と評して以降、擁護派（苦笑）に転じています。スタッフに卒業生がいるからでしょうが、2014年の「エレベーター枠」の時は「（21世紀枠出場でも）侮れない小山台」とはしゃいでいたほどでした（結果は初戦大惨敗で声もなかったようですが……）。又、先述の2021年３月号では「21年目の21世紀枠」なる特集を組んでいました。数年前から「公立魂」というコーナーを春代表校特集号で載せているから（スタッフによれば『公立魂』は好評らしいです……）、今更驚くべきではないことでしょうが。
