この間、嫁のお使いでドラッグストアに行く途中、近所にポツンとある低貸し専門のパチンコ屋に寄ったんだわ。
最近結婚して引っ越して来て、このパチ屋の存在は知ってたけど、如何にも古そうであまり近付かなかったんだ。
中には3〜4人くらいしか客が居なくて時刻は20:30くらいだったかなぁ。
今更珍しい100円から借りられるサンドでさ。
500円いれて甘デジ打ったら即当たり。10Rに片寄って5000円くらいになったんだ。もちろん即やめ。
定員になんだあいつ。みたいな目で見られながら換金所へ向かったら自動換金所って言うの？いわゆる無人なんだわ。笑
最初やり方分からなくて、偶然外の灰皿清掃してる婆さんに換金方法聞いた。お兄ちゃんあんまり見ないね？と一言。
そこからお互いの地元の話になって、最近結婚して近所に引っ越してきた事を伝えた。婆さんに新婚を茶化されながらも、換金方法を教えてもらったお礼に換金した硬貨分（200円）を婆さんに「これ。今日蒸すからジュース飲むと良いですよ。お疲れ様。」と渡した。
そしたらすごい嬉しそうに「良いのに…。本当に良いの？」あの笑みは忘れない。
「今日明日のご飯には困ってないからこれくらい大丈夫ですよ。」と言ったら、そこから会話も盛り上がって、でもそろそろ嫁に怒られそうなのでその場を去ろうとした。
そうしたら、手に持った200円をパーにして見せながら「お兄ちゃん。本当にこれ良いの？」と今度はすごく申し訳なさそうに聞いて来た。
「頑張ってね！お母さん。」と言って去ったら最後まで笑顔で見送ってくれた。
おまいらの期待には答えられない話だっただろうが、あの婆さんには200円の大切さを思い出させてもらった気がした。ありがとう。可愛いおばぁちゃん。
