インドネシア船員が次々と死亡… 中国漁船は現代の「蟹工船」か なんと死体の「海中投棄」も横行中「賃金は月額で約1000円相当」
■まさに現代版「蟹工船」
中国漁船に乗り組んで働いているインドネシア人船員が過酷な労働条件などから操業中に死亡し、遺体が海中に投棄される事件が相次いで発覚している。
その状況はかつてオホーツク海などの海域でカニを漁獲し缶詰に加工する船上での非人道的酷使をテーマにした小林多喜二の小説『蟹工船』を彷彿とさせる。
あまりにひどい実態にインドネシア政府が中国側に真相解明と状況改善を求めると同時に国際機関に訴える事態に発展、インドネシア国民の対中感情にも「怒りの炎」が巻き上がっている。
インドネシア外務省や海外で働くインドネシア人船員の権利保護団体などによると、これまでに中国漁船で操業中に死亡したことが判明したインドネシア人船員は少なくとも16人に上る。
うなぎいぬ