消防隊員、ミスした部下の頭たたいて転倒後に足蹴り…前歯欠ける
2020/10/03 12:00読売新聞
長野県佐久広域連合消防本部の管轄消防署に所属する４０歳代の男性隊員が昨年１１月、訓練中にミスをした２０歳代の男性隊員に暴力を振るってけがを負わせ、佐久署に傷害容疑で書類送検されたことが、同本部への取材でわかった。２０歳代隊員は退職した。同本部は４０歳代隊員を処分する方針。
同本部によると、４０歳代隊員は訓練中、ミスをした２０歳代隊員の頭をヘルメットの上からたたき、転倒した後に蹴った。２０歳代隊員は転倒した際、前歯が欠けたという。２０歳代隊員の知人から問い合わせがあり、同本部が聞き取りしたところ、暴力を認めたという。その他の隊員への暴力は確認されていないという。
２０歳代隊員は今年１月から休養し、４月末に退職。佐久署に被害届を出し、６月に４０歳代隊員は書類送検された。同本部の小林透消防次長は「暴力は決してあってはならず許されることではない。二度と起きないよう再発防止に努める」と話した。
