「日本こそ強制的な核査察を受けろ」北朝鮮メディア
2018年07月30日 |
北朝鮮の内閣などの機関紙・民主朝鮮は29日、日本が北朝鮮に対する「強制的で予告のない核査察」を主張しているとして非難する論評を掲載した。朝鮮中央通信が伝えた。
論評は「日本がせん越にいわゆる『強制査察』を主張しているのは、朝鮮半島情勢の流れから押し出された哀れな境遇を免れ、自分らの『存在感』を誇示してみようとする愚かな妄想の発露である」と非難。
また、「実際に強制査察を受けるべき対象はまさに、日本自身である」しながら、「日本は、決心さえすれば直ちにでも数千個の核兵器を作れる能力を備えたばかりか、核兵器の製造に必要なプルトニウムを大量保有して機会だけをうかがっている」と決めつけた。
【平壌7月29日発朝鮮中央通信】最近、安倍一味が朝鮮に言い掛かりをつけて強制的で予告のない核査察について騒々しく言い触らしている。
日本のメディアも、厳しい査察だの、強制査察だの、事前調律だのと騒ぎ立てて世論を汚している。
29日付の「民主朝鮮」紙は署名入りの論評で、実にこの上なくずる賢くて狡猾(こうかつ)な島国一族の憎らしい醜態にほかならないとし、次のように指摘した。
日本は当初、朝鮮半島の核問題に介入する何の名分も、資格もない。
にもかかわらず、日本がせん越にいわゆる「強制査察」を主張しているのは、朝鮮半島情勢の流れから押し出された哀れな境遇を免れ、自分らの「存在感」を誇示してみようとする愚かな妄想の発露である。
日本が誰それに対する「強制査察」についてけん伝しているが、実際に強制査察を受けるべき対象はまさに、日本自身である。