階上の林野火災
林業担当の階上町職員 森林を燃やした容疑で逮捕
07月04日
ことし5月、階上町で枯れ草などに火をつけて杉林を燃やしたとして、地元の町役場に勤める39歳の職員が逮捕されました。
階上町付近では平成25年から原因不明の林野火災が50件ほど起きていて、警察が関連を調べています。
逮捕されたのは階上町産業振興課農林グループの主査、小守陽貴容疑者(39)です。
警察によりますと、ことし5月20日、階上町道仏で午後7時から午後8時すぎにかけて、枯れ草などにライターのようなもので火をつけて、杉林およそ300本、6500平方メートルあまりを焼いたとして森林法違反の疑いが持たれています。
小守主査は警察の調べに対し、「火災を起こしてしまい申し訳ございません」などと供述し、容疑を認めているということです。
また、階上町と八戸市、三戸町では平成25年から原因不明の林野火災が50件ほど起きていて、警察が関連を調べています。
階上町によりますと小守主査は、役場で林業に関わる業務を担当しているほか地元の消防団にも所属しています。
階上町は「町民の皆様にご迷惑をおかけして申し訳ないと思っています。まだわからない部分が多いので警察の捜査に協力していきます」とコメントしています。