被告に懲役4年の実刑判決 能代市傷害致死事件 秋田
10/11(火) 20:28配信秋田テレビ
2021年3月に秋田県能代市の路上で男性に暴行を加え死亡させたとして、傷害致死の罪に問われている男の判決公判が11日開かれ、秋田地方裁判所は、被告に懲役4年の実刑判決を言い渡した。
判決を受けたのは、秋田県三種町の元飲食店経営・成田久志被告(34)。
成田被告は2021年3月、能代市柳町の路上で、能代市内に住む無職の男性に蹴るなどの暴行を加えて転倒させたほか、頭に傷を負わせ死亡させたとして、傷害致死の罪に問われていた。
11日の判決公判で、秋田地方裁判所の柴田雅司裁判長は「酒に酔った被害者の被告に対する言動が犯行理由に大きく影響したが、死亡させるまでに及んだ行き過ぎた暴行は悪質」と指摘した。
一方で「犯行を強く後悔し、遺族に慰謝料を払う意思が見られる」として、検察の求刑より1年短い懲役4年の実刑判決を、成田被告に言い渡した。
成田被告の弁護人は、控訴について「本人と相談して決めたい」としている。
