爆サイ.com 北東北版

🚃 鉄道・電車


No.12041432
合計:
#83
市街地も含め大深度の地下を通すことに対して疑問の声も根強い。

 2022年3月には、京都府亀岡市の桂川孝裕市長が市議会での答弁で、延伸や残土処理について

「京都市の地下40m以下を本当に通れるのかな、と思いながら亀岡市としてもしっかり対応し、
残土も環境先進都市として注意していく」と発言している。

 京都市では、東京都調布市で2022年に起きた外環道工事による陥没事故のような懸念も語られている。
だが、それより地下水脈に影響をもたらす可能性が不安視されている。

 京都市では白川、川端、今出川など水に関わる地名が多い。
京都盆地には多くの良質な地下水が流れており、生活水として利用されてきた。
湯葉や酒、茶道など京都の文化に豊富な地下水は欠かせない。

 もしも大深度工事により地下水に異変が起これば、とんでもない事態につながる。
2022年4月には、京都市の門川大作市長は記者会見で

「京都盆地の底に豊かに蓄えられた水脈に影響を与えないことが何よりも大事」
と強調している。

 こうした延伸工事への懸念も背景にあるのか、5月には京都府の西脇隆俊知事が
北陸新幹線の沿線自治体でつくる建設促進同盟会の大会を欠席。石川県の馳浩知事が

「京都が置かれた立場に配慮し、抱える課題を共有しなければならない」
と発言する事態にもなっている。

 試算によると、北陸新幹線延伸費用は約2.1兆円。費用対効果の指数は「1.05」と投資額をわずかに上回る程度だ。
自然はおろか、都が失われる危険まで冒して建設する大義はあるのか。
今一度、検討が必要だ。


[ 匿名さん ]
TOP