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「腰を振ったが笑い取るため」「下半身は接触していない」争点は『強制わいせつ罪の成立』3被告は無罪主張、12日判決【元陸上自衛官・五ノ井里奈さん性被害事件】
12/11(月) 17:16配信

TUFテレビユー福島

「命を削って闘っている」。証言台でこう話した元陸上自衛官の五ノ井里奈(ごのい・りな)さん。初公判から5か月あまり、五ノ井さんに対してわいせつな行為をしたとされる元同僚3人に、12月12日、判決が言い渡されます。

五ノ井里奈さん(去年12月)「私が実名、顔出しをしてメディアに告発しなければ、世間が注目しなければ、男性隊員たちは平然と別の女性隊員に対して同じ行為を繰り返していたと思います」
五ノ井さんは、陸上自衛隊郡山駐屯地に勤務していたおととし8月、任務中に男性隊員から性被害を受けて退職を余儀なくされました。これを受けて去年10月、男性隊員らは五ノ井さんに対して直接、謝罪しました。

その後、福島地検は強制わいせつの罪で元陸上自衛官の渋谷修太郎被告、関根亮斗被告、木目沢佑輔被告の3人を在宅起訴しました。起訴状によりますと、3人はおととし8月、北海道の演習場で五ノ井さんをベッドに押し倒して下半身を押し当てるなどのわいせつな行為をしたとされています。
今年6月の初公判で、被告の3人は、五ノ井さんを押し倒したことは認めたものの、わいせつな行為はなかったして起訴内容を否認。弁護側は全面的に争う姿勢を見せました。

一方で検察は「上の隊員が技をかけろと言い、3人がそれぞれ行為に及んだ」などと指摘しました。

■被告は「陰部の接触はなく、性的な意図は一切なかった」

初公判では五ノ井さんも証言台に立ち、行為を断らなかった理由をこう話しました。
五ノ井さん(初公判)「周りに柔道部の監督や先輩がいてその場の雰囲気や関係を壊してしまうと思った」
さらに…。

五ノ井さん(初公判)「自衛隊に入るのが夢だった。事実を認めて反省してほしい。そのために命を削って闘っている」
言葉をつまらせながら話しました。その後も3人は「陰部の接触はなく、性的な意図は一切なかった」などと一貫して否認しました。

また、去年10月、被告らが行った五ノ井さんに対する謝罪は自衛隊に指示されたもので、自らの意志ではなかったことが明らかになりました。


[ 匿名さん ]
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