篠田が弘田を一和会に行かせなかったのは、一和会に行ったら自分の出世の道が途絶えるからやろ。
山口組に残ってくれれば、４代目亡き後は誰が５代目になっても、その後の６代目候補に自分がエントリーできると踏んでたんや。
実際、渡辺のゴリラが５代目になって評判が悪い事もあって、篠田は親中でガッツポーズを決めた筈や。
クーデターを起こし、山口組当代の座布団を奪うのは今しかない。篠田はそう思ったんや。
この頃から篠田は「俺が６代目になったら…」って社内政治を考えてたと思うで。
トップ３を弘道会で固めたのも、５代目が宅見と中野の間に入って揉めた事への嫌気からやろ？
同じ景色が見えてる同族母体出身の者なら仲間割れすることもない。
ある意味、４代目と５代目の舵の取り方が今日の篠田を形作っとんや。
笑かしよんの？
