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🏥 岩手病院・医師


No.7859613
#876
>>874の続き

■ 気付かないのは患者だけ

画像検査を過剰に信じて手術を行ったために、失明した例もある。佐藤英輔さん(仮名、78歳)の話。
「6年ほど前、左半身のしびれやめまいを感じて病院にかかると、脳梗塞の前触れである一過性脳虚血発作が疑われ、頭部CTやMRIを受けました。

すると医師に、左の眼のくぼみのなか、視神経の直下に腫瘍があると告げられました。『手術すれば、失明する恐れもあるが、腫瘍を放置すれば、視神経を伝わって頭蓋骨まで侵食する危険性がある』と言われ、命には代えられないと手術をお願いしました」
だが、いざ手術を始めてみると、「あるはずだ」と思っていた腫瘍はなく、視神経が腫れているだけだった。結局、何も摘出せずに手術は終わったが、術中に視神経を傷つけたことで、佐藤さんは視力が著しく低下し、1ヵ月後に失明した。

手術の前に腫瘍が悪性とは断定できず、実際にメスで開いてみて初めてわかるというケースは珍しくない。そういう場合は、医者はより一層、手術前の検査を慎重に行う必要があるが、残念なことに、現実はそうはなっていない。
「病院の収入の多くを占めるのが、手術です。切らずに丁寧に経過観察を行う良心的な医師は病院に利益をもたらさない。検査で疑いが生じたら、『病院の経営のために積極的に切る』と考える医師は少なくありません」(弁護士の貞友義典氏)

恐ろしいのは、こうして明るみに出た誤診は、氷山の一角だということだ。誤診に基づく手術であろうと、術後の患者が健康であれば問題にはならない。いつの間にかカルテを改竄されて、何も知らないのは患者だけということもある。
検査結果に間違いはない。医者や患者がそう思い込むかぎり、被害者は増える一方


[ 匿名さん ]
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