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📊 政治・経済ニュース


No.11628396
合計:
#800
母子家庭で裕福じゃないというか、どちらかといえば貧乏だったんだけど、母は大学まで行かせてくれた
はじめての給料で母にうまいもの食べさせたくて、地元の高級といわれる寿司屋に連れていった
高級店なんか行ったこともなかったし、若すぎて母親にうまい寿司を食べさせたい一心で予約もせずに連れていった
店に入ると、大将があからさまに怪訝な顔つきで「いらっしゃい」と
「予約は?」「時間かかるよ?」と今から思うと、明らかに嫌がってたのに、それでも町一番の寿司を食べさせたくてカウンターに2人で座った
お茶だけ出されて、2時間経っても注文も聞かれず、寿司も出されず、席を立った
暖簾を出ると、自分の世間の知らなさに情けなくて母親にすまなくて、涙がでた
でも、
「お前と一緒に食べるなら何でも美味しいんだよ」
と母は言ってくれ、スーパーの寿司を買って家で食べた
味は、記憶が作ってくれる。
楽しい雰囲気と楽しい会話で楽しい思い出が料理を美味しい思い出に変えてくれる。
二度とその高級寿司屋には行かなかったし、行きたくもなかった
やがて殿様商売だと噂されて潰れたよ


[ 匿名さん ]
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