普遍的な教員心理として、クレームを言われた親の子どもに対して、愛情というか、大切にしようという気持ちは大きく減じていくものです。人間なんだから当たり前です。他人の子どもなのに、無条件でずっと大切にしようなんて思えるものではない。嫌いな親の子どもは、どうしたって苦手になっていく。教員云々ではなく、人間の普遍的な心理でしょう。
そのことを保護者にしっかり理解させていけばいい。「あなたのその苦情によって、教員の、子どもを大切にしたいという気持ちをどんどん損なっている」という厳然たる、抗いようのない事実にしっかり直面してから、そのどうでもいい苦情を言うようにしろということです。
学校は子どものためにある。よほど合理的で筋の通った苦情を除いて、大半の苦情が子どものためにならないということを知るべきです。