爆サイ.com 北関東版

🏦 経済


No.2706675
合計:
#87
「ホワイト企業」宣伝のワタミで月175時間の残業 残業代未払いで労基署から是正勧告
今野晴貴 | NPO法人POSSE代表。雇用・労働政策研究者。
9/28(月) 9:14


またしても労基法違反、過労労災‥ ワタミは変わらなかったのか
 今年9月15日、元参議院議員の渡邉美樹氏が代表取締役会長及びCEOをつとめる「ワタミ株式会社」に対して、高崎労働基準監督署から残業代未払いに関する労働基準法37条違反の是正勧告が出された。

 労基署に申告したAさんは、「ワタミの宅食」で正社員として勤務し、長時間労働によって精神疾患に罹患して現在休職中だ。Aさんの長時間残業は、精神疾患に罹患する直前の1ヶ月前である6〜7月には、過労死ラインの2倍となる月175時間に及んでいたという。Aさんはすでに高崎労基署に労災を申請済みだ。

 2008年の新入社員の過労自死事件を機に、「ブラック企業」批判が相次いだワタミは、「ホワイト企業大賞」(実際には応募した企業のほとんどが何らかの賞を受賞している。詳細は下記の記事を参照)の特別賞受賞をアピールするなど、対外的に労働条件の改善を宣伝することに邁進している。しかし、渡邉美樹氏が昨年10月にCEOに返り咲いて1年足らずで、長時間労働で労働者を使い捨てにする「ブラック企業」ぶりを改めて露呈することとなった。

 参考:ワタミは「ホワイト企業」になったのか? ホワイト認定と「無反省」の実際を探る

 かつて「ブラック企業」の象徴的存在とされたワタミ。いまやその中心事業であるワタミの宅食で、一体何が起きていたのか。なぜ、ワタミは結局変わることができなかったのか。本記事では、当事者のAさんのヒアリングをもとに、これらの実態を明らかにしていきたい。


[ 匿名さん ]
TOP