SANADA「優勝したら次の挑戦者を逆指名します」
4月にオカダ・カズチカ選手を破り、IWGP世界ヘビー級王座を手にしたSANADA選手。現在まで3度の防衛を重ねている。
「小学生の頃はIWGPのベルトを自分で作ったりしていました。初めて王者になった時は、もしかしたら泣くかもと思っていたのですが、意外に泣かなかったですね。ベルトの重さは感じていますが、3度の防衛戦はある意味で自分が勝って当たり前。王者になった実感はまだありません。チャンピオンってその年の顔じゃないですか。『SANADAが王者だった2023年のプロレスは面白かったな』って思ってもらえるようにしたいですね」
7月から「G1 CLIMAX 33」が始まっている。今年も長丁場のシリーズで、8月13日の最終戦まで19大会が行われる。
「初出場した2016年はワクワク感が大きかったのですが、すぐに現実を思い知らされました。体力的にも精神的にも、最も過酷なシリーズです」
今年のG1は、32選手が参加する。自身が勝ち上がる前提で、決勝トーナメントで戦いたい相手は誰だろうか。
「優勝決定戦で戦いたいのは棚橋弘至さんです。棚橋さんは新日本プロレスの人気を回復させた世代の代表。ずっと追いかける立場だったので、今度は王者として戦いたい。これまではG1の優勝者にIWGP世界ヘビー級王座への挑戦権利証が与えられていましたが、今回のG1で僕が優勝したら、次の挑戦者は逆指名させてもらいます」
