都古「サンタさんはいるったらいるもーん!」
白レン「いないったらいないわよ!
確かにサンタを騙った人間は腐る程いるけれど、貴方の信じるようなサンタなんていないわ!」
レン「…………(興味なし)」
都古「むー! いるよね、お兄ちゃん!」
志貴「え? あ、うん」
白レン「いませんよね、七夜様!」
七夜「さあ、どうだろうな」
ある日のこと、珍しく志貴の家に遊びに行ったらそこには例の三人娘が言い争っていた。
一体何事かと傍観していると、突然話題を振られたので、とりあえずその場は適当にお茶を濁したのだが、
志貴「やっぱり、子供は夢があった方がいいよな」
なんて、妙に使命感に燃えるヤツのお陰で、俺と軋間が何故かその一計に加担するハメになってしまった。
まあサンタとやらを頑なに信じる都古を無碍に否定するのも可哀想だ。
白レンにしたって中々素直じゃない子だから、存外サンタがいれば喜ぶかもしれない。
レンについては些か窺い兼ねるが、偶には夢を見る側に回るのもいいだろう。
七夜「さて、軋間。そういうことで隠密行動が得意な俺と、サンタっぽいお前が実行犯だそうだ」
軋間「理解しかねるな。何故俺がサンタなのだ?」
七夜「2Pカラーにサンタ衣装つけてみろ」
軋間「…………」
かくして、聖なる夜のボランティアが始まった。
軋間サンタ、と聞いて思い浮かんだシリーズネタです。
これからクリスマスにコリコリ更新していこうと思います。