>>38
遊び人は地獄のはさみにメラミの杖を向けてメラを唱えた
体から何か力が抜けたような感覚がした時、真っ赤な指輪からメラミの炎が飛び出して地獄のはさみを一撃で焼き殺した
勇者が火炎ムカデを一刀両断にして武闘家のフェイントにかかったキャットフライを戦士が仕留めた
あの散々苦戦した地獄のはさみを一撃で仕留める事が出来た遊び人はメラミの杖を見つめて恐ろしい武器を作った事に恐怖を覚えた
絶対に間違った使い方はしないと心に誓うとともに他にも呪文か特技を習得して打倒バラモスの戦力になる事を誓った
何度か魔物との戦いを経てピラミッドに到着
勇者
「遊び人はここぞと言う時だけメラミを使え」
遊び人
「わかっているわよ」
「私は薬草や毒消し草でアシストするから戦いはお願いね」
戦士
「ここぞと言う時にメラミを使えないのは困るからな」
「私達に任せておけ」
武闘家
「遊び人、頼りにしてるぞ」
一行はピラミッドに突入した
魔物と戦いながら中を進んでいくと宝箱が置かれていた
武闘家
「宝箱から魔物の気配がする」
勇者
「魔物でも閉じ込められてるのか？」
戦士
「開けたら一斉攻撃するか？」
遊び人
「じゃあ私が最初にメラミを使うから命中した直後にお願い」
武闘家
「俺が開けるから勇者と戦士は盾で押さえてくれ」
宝箱の後ろから武闘家が宝箱を開けようとした途端に勝手に開いて襲いかかってきた
勇者と戦士が盾を構えた時にメラミが宝箱の中に飛び込んだ
もがいている宝箱の口に勇者と戦士が剣を突き立てたら動かなくなった
遊び人
「あっ、思い出した」
「ミミックの仲間の人食い箱ってのがいるって聞いたことがある」
「噛む力がとてつもなく強い危険な魔物だってさ」
戦士
「お前は意外に博識なんだよな」
