鹿児島市雇用維持支援金の不正受給で返還命令
新型コロナの影響を受けた事業者に対する市独自の支援金を不正に受給していたとして鹿児島市は市内の飲食業者に約340万円の返還命令を行いました。
返還命令を受けたのは、鹿児島市山之口町でキャバレーを運営するパシフィック実業です。
鹿児島市によりますと、パシフィック事業は、実際には休業していない従業員に休業手を支給したとする虚の申請書類を作成し、国の雇用調整助成金に市が独自に上乗せする「雇用維持支援金」を不正に受給したということです。
不正受給額は338万7000円にのぼり、鹿児島市は22日付けで支給決定を取り消すとともに支援金を返還するよう命令しました。
鹿児島市によりますと「雇用維持支援金」の不正受給による返還命令は今回が初めてだということです。
パシフィック実業は去年10月に「雇用調整助成金」3228万円あまりを不正に受給していたとして、国からの返還命令も受けてます。
